ギュウギュウの世界とバイオエタノール【20080526】
今日は地球環境の現状把握とバイオエタノールについてだ。
まず、現状把握をするためには、この地球は「牛の星」だというのを理解しなければならない。
その後、問おう「バイオエタノール」というものが何なのかを。
まず、この星の穀物生産能力から。
世界穀物生産量は、年間約17億トン。これは約113億人分の食糧にあたる量。しかし世界人口約65億人のうち、8億5千人が飢えていて、年間1500万人が餓死している状況です。
この数字以上に2008年から爆発的に増える。ここで断言しておきたい。
それが今の食物高騰、バイオ燃料の流れが関係してるからだ。
ただ、それを省いて説明させていただく。
なぜ穀物量が地球の総人口の2倍近くも生産できるのに飢餓があるのか。
それはこの星が「牛の星」だからである。
家畜である牛は11億頭から15億頭いると考えられている。
人間の総重量より、この星は牛の総重量の方が多いのだ。
さらに4人に1人牛を飼育している計算にもなる。
この牛が現在の砂漠化、地球温暖化の原因の中心的理由でもある。
説明するべ。
1 焼畑などで農地確保
2 土地がやせるので放牧地に
3 放牧地にもならなくなって砂漠化へ。
単純にこの流れである。
この最初の農地確保で生産される穀物も「もちろん家畜の餌に回される」わけである。
1キログラムの肉を生産するために、鶏肉は2.5キログラム、豚肉は4キログラム、牛肉は8キログラムの穀物を必要とします。
霜降りの牛なら15~20キロの穀物が必要です。
この人間より牛の方が重たいことが、いかに恐ろしいことか解っていただけるかな?
現在世界の耕作可能地の面積を世界の人口で割ると一人当たり大体26アール。今のままで砂漠化が進行して行くと、この数字は13アールに減ると言われています。肉食中心の人を養うのには130アール必要なのに対して完全菜食の人は7アールで十分です。
熱帯雨林を切り開くことで、ファーストフードのハンバーガーは1個につき5円程度安くできる。
その結果、ハンバーガー1つで5平方メートルの砂漠化が進行するわけです。
さらに話はそれだけではない。地球温暖化に砂漠化という計算しづらい話ではなく直接関与している。
人間より重いほどいるんだから、当然CO2は大量に出している。
さらに牛からのメタンガス発生は、なんと全メタンガス排出量の15~20%になります。
これも温室化ガス。
日本の汚泥化した河川など、どこでも発生している、あのメタンガスの総排出量の20%程度が牛からなのだ。
散々、口を酸っぱくして言ってきたが、日本も水民営化での買占めの可能性が現実味を帯びている。
恐ろしいことだ。だが視点を変えてみよう。
牛肉から500カロリー摂るには米から500カロリーを摂る場合の20倍の水が必要です。
さらに言うなら、レタスや他の穀物も含めた場合、ハンバーガー1つに水が1トン必要という計算になる。
なんてことはない、既に日本は食料自給率が低いため、輸入することで「水を途上国から奪ってきた」と言えるわけだ。
これが現在までの状況です。
この状況に加えて化石燃料の対策という理由に、バイオエタノールにするという行為が果たして、どんな結果を生むでしょうか?
経済システムとは天秤にかける行為です。
食物が高騰すれば、穀物の総生産量に対して人間が摂取する比率が増え、放牧の牛も減少すると考えるかもしれません。
果たしてそうでしょうか?
グアテマラのような国では5歳以下の子供の75%が栄養失調なのに、毎年1800キロの肉をアメリカに輸出しています。
途上国の人間の命と、食肉文化も秤にかけて、より儲かる方向へ振れていた。それが今までの状況なんです。
バイオエタノールは地球温暖化の対抗策ではありません。
これは単なる食料メジャーの思惑です。
世界のトウモロコシ年間生産量約六億トンのうち、約四億トンまでが穀物飼料に使われています。
家畜の飼料にするよりも、飢餓問題を発生させて人間同士が奪い合う形にした方が儲かるわけです。
「地球のため」と言ってさらに飢餓問題を増発させ、砂漠化をより促進させることをする。
これは「人類削減計画」が実行されてる証明でしかありません。
現状を把握しても、それでもバイオエタノールが必要だと思いますか?
ま、「食べる」ことは生命の尊厳ですので、食肉含めて否定することはできないですけどね。
こうやって生まれた飢餓が人口爆発を抑制してるのはなんと言う皮肉でしょうか。
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