虚空と君のあいだに

俺、錬金術を語る【20090702】

2nd 7 月 2009

俺、錬金術を語る【20090702】

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こんな、糞みたいに暑い中で、車いじり。
まあ嫌いではないが。
 
 
友人が、このタイミングで車を買い換えるという。
その前にノーマルに近い状態まで戻すのだそうだ。
このご時世に、ローンを組んで車を買うとは、見上げた根性である。
 
しかも、エコポイントとやらとは、全く関係ない車を。
エコは洗脳に間違いないが、洗脳にあわせた利益誘導には、上手く乗っかるのも悪くはなかろうに。
 
だいたい、何がエコ対象なのだろうか。実燃費には関係ない10・15モードの燃費が高い車=エコなのか?
エコエコ言う奴には、パワステ、エアコンなしの業務用バンに、ねじり鉢巻で乗ってもらいたいと、ミニバンの何処がミニかわからない俺はつくづく思うのだった。
 
 
そんな中の会話。

「最近、おまえは何やってる?」
「今、調べてるのは錬金術とフリーメーソンとかの話かな?」

「ホムンクルスとか永遠の命とかの話か?」
「よく知ってるな。でも、そっちではなく、文字通り、お金を生む禁術の話だ。賢者の石とか、鉱物としての金とか、生化学を精製するほうではない、中央銀行の通貨発行権とかのほうだな。」
「お金嫌いのおまえには合わないところだな。」
 
 
話のネタに軽く説明してあげた。
 
「そうでもない。おまえが車買うときにローンを組むわけだが、今のゼロ金利のご時世と、おまえの職種的な優遇金利の恩恵で、金利3%を余裕で下回ってるわけだ。」
これを、3%で借りて5%以上の米国債なりなんなりに投資すれば(通常の短期は4%ぐらいか米国債)、文字通り「寝てても」お金が増える。錬金術そのものだな。
 
 
さすが、俺の友人。「錬金術」がなんなのかを判断できた途端に食いついてきた。
ここは、さらに説明してやろう。
 
実質金利の話を交えながら、対外金利差の話を軽く説明した。
円キャリートレードという言葉を、聞いたことがあり、理解したつもりでも、現実として、「やろうと思えば自分もやれる」という状況では、理解力が全然違う。
 
「まあ、そういうわけで、戦後日本とベルリン崩壊までのドイツは、アメリカに対して金利差3%ぐらいをつけて、寝てる旦那のために働かされてきたわけだ。」
 
中央銀行の金利を下げれば景気が上昇するという対外金利差を無視した世界基準の嘘とアイスランドの事例、ドル建て米国債と黒字亡国の話を説明した。
 
 
で、日本で特殊だったのは「郵貯」なわけ。
ツレに、TVではでて来ない、ニュースの内臓を説明してやろう。
 
郵貯が金利が良く、肥大化したのは「この敗戦国の低金利政策の例外」、秘蔵の貯金箱であって、銀行ではなかったから。
銀行を低金利で追い込み、アメリカに富を流す装置の例外的な存在としてあったのが郵貯なわけで、だから肥大したんだよ。
もう郵政民営化で対外債権の直接購入ができるようになり、日本人の貯金箱が、他の銀行と同じ立場になったわけ。
 
 
で、預金準備率の話。無からお金を作るのを、おさらいした。

・・・・というわけで、無からお金が作られる以上、「金余り状態」という物は存在しない。
「お金という物質によるの経済の停滞」は、存在せず、「経済不安による心理的な資金の引き上げ状態」が、現在の状況なんだ。
この状態である以上、インフレにはならないし、危機が先送りされる。
 
 
説明の中では、難しいことはサラっと、流すようにして、ここでは、具体的な話を基準に、終始する。つまり、本人が食いついたとこに絞るのだ。
仮に米国債で運営するなら、それを担保に金を借りて、レバレッジを利かせればよい。その説明をした。
 
 
ここらは、さすが俺のツレ。
 
以前の説明をなんとなく思い出したようだ。
担保 → 借金 → 担保 → 借金 ゲタについての理解も完璧だ。
手に届く「金利差の話」とともに、錬金術の恐ろしさと面白さを整理できたようだ。
 
で、「銀行の資産は、返さなきゃならないお金」から、BIS規制の話に繋がる。
お、ここは覚えていたか。さすがだ。

で、サブプライム問題の本質が、このBIS規制=銀行資産のリスクアセットにあること、それが、あほバブルになった背景を説明。日本の土地バブルやゴルフ会員権とも比較する。
ここは、サブプライムショックの元凶でもあるところだ。
 
 
ここらへんは、まだ十分には理解できないらしい。まあしょうがない。
でも、そこらの経済学者より、レベルが高い話をしているのが笑える。
 
これは郵政民営化で散々、盛り上がったのに、今まで「なぜ、日本で一番の預金額=郵貯がここまで肥大化したか?」の理由を、大衆が聞いたことがないのでもわかるとおりだ。
 
その理由は、「敗戦国の低金利」であり、それはメディアで言えないタブーに分類されるわけで。
それを指摘できない「御用聞き評論家」の馬鹿経済学者どもに価値はない。
 
 
「窓を見てみなよ。どこもかしこもチェーン店で商売だ。」
 
いわゆる限定地域、商店街や地方だけでのお金の循環と、コンビニのお金の循環について。
信用創造と「お金の循環」=生産性の話は、このツレには以前、説明したことがある。
 
 
まあ、基本的に、ある程度の難易度と危険度以上の話は、ブログでは書くけど、リアルの友人には言わない。
 
今回は、相手が食いついたから、経済ネタを長めに説明したが、いつも一言三言で、理解させるよりも印象を残すこと程度にしてるわけ。

「いい循環をするお金がいいお金」、「敗戦国の低金利」・・・・。
10分かそこら怒涛のようにしゃべっても、印象に残る言葉は5つもないだろう。
 
でも、それが組み合わさった時、理解できると思うし。
実際に今回は、理解できてる部分が多くあるわけ。
 
 
ま、こんな感じで、ダークなことを言わずに、ポイントだけ言って、笑わすことを混ぜてるくらいかな?

さあ、上を向いてボケよう。涙がこぼれないように。
 
 
 
ブログ用のネタ。

俺が思うに、タスポ導入で小さなタバコ屋さんを潰し、コンビニに利益誘導する手法は、恐ろしい手法だなと。
タスポ → 個人情報管理 だけでなく、小さなタバコ屋を潰すのは、信用創造の循環を殺す、内需を枯らす手法である。
コンビニに利益を上げさせるのと同時に、非生産的信用創造の拡大でインフレ抑制効果もある。そして地方衰退にも繋がるわけだし。
間違いなく、一石三鳥よりも効率のいい手法であるわけだ。
 
で、コンビニで生活必需品を安くするとかして、さらに集金ツールの利用者アップなのも同時展開してたな。
 
いつからだろう、コンビニとか、チェーン店とかの「人飼いビジネス」が、普通の商売として評価されるようになってしまったのは。
 
 




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