虚空と君のあいだに

戦争屋を手繰り寄せる【20091022】

22nd 10月 2009

戦争屋を手繰り寄せる【20091022】

 
 
 
「ヒラリーは戦争屋であるのか?」
 
一見、難しい話である。
せっかく客家の話をしたのだから、取り上げてみよう。
 
戦争屋(ネオコンだと意味がかなりかわるのでコレ。)という表現は正しいのか?あくまでも予想の範疇だが説明したいと思う。
 
 
まず、クリントンは華僑と関係が深い。
そして現在のオバマ政権下で、ヒラリーを支持してるのは、あのメディア王マードックである。

しかし、1990年代に華僑とクリントンの関係を暴露し「当選しないようにあらゆる手をつくした」のが、このマードック本人であるのだ。
そう、クリントンの下半身スキャンダル作戦と言えば、聞いた事があるだろう。
 
あの演出家がマードックであり、ヒラリーはなぜか今、そのマードックの支持を受けているのである。
 
 
まず、クリントン夫妻と華僑の関係を。
クリントンの選挙資金を援助したりした者の中に、インドネシアの華僑リアディ家のリッポー財閥(リッポ財閥)の名前がある。
 
これはアイリス・チャンのレイプ南京や、米国内や国連の慰安婦問題で出てくる米民主党の中国ロビーの主軸が、この華僑である。
リッポ財閥の創始者はモフタル・リアディ(李文正: Mochtar Riady)で、リアディは、かつてサリムグループの銀行のBCAをインドネシア最大の民間銀行に育て、そこから独立したのがリッポー財閥である。
 
スドノ・サリムこそが福建省系客家、東南アジアのロックフェラーと言われる人物であるのは前回説明したとおりだ。
リアディは、サリムと同じく香港の李嘉誠と繋がりが深い。
 
 
しかし、南京でもわかるとおり、リッポ財閥はロスチャ系に分類されるはずである。
逆に、この中国ロビーとクリントンの関係を暴露したマードックは、ロス茶を叩くロックフェラー系への分類と考えるべきである。
 
なぜなら、マードック本人(ロス系人脈と近い部分が多々ある)だけなら、スターTVと李嘉誠の話を含めて、判断に迷う所だが、1990年代の反クリントンキャンペーンを行ったのがマードックである。
そして今のヒラリー支持は、アメリカの財閥、マードック個人の意思ではなく、メロン家の意図で行われているからである。
このメロン家こそが、共和党保守路線、キリスト教右派路線、石油路線であり、それはロックフェラー系という言葉以外では説明のつかないポジションであるからだ。
 
メロン=米共和党=マードックなら悩む要素はどこにもない。
 
 
そもそも、ヒラリーがロックフェラー路線のど真ん中であったら、ブッシュとともにDロック衰退の現在、今の地位にはいられなかった筈である。
そして、なぜ「ヒラリー=戦争屋」と言われるのか?それは逆にメロン家から、たどって整理してみよう。
 
メロン財閥
石油系の財閥である。起源はアイルランド系。アルミニウム支配。
ロックフェラー財閥とは、ライバルの関係でもある。
 
そそ。ロックフェラーとはライバルであり、アイルランド系であり、スコティッシュとも連携していたりする。GEも確かこの財閥だったな。
ただ、明確に石油利権派(ガルフ石油が元。1984年にロック系のスタンダード石油に買収されシェブロンに統合される)であり、原子力利権派ではない。
 
 
メロン家(共和党フゥーバー政権下での財務長官)で判断すると、共和党右派の路線だというのは、さらにはっきりする。
保守系シンクタンクのヘリテージ財団(ビールのクアーズと共同出資)、「戦争屋」そのものである戦争投資集団カーライルグループを設立したのがメロン家である。
 
これはブッシュの戦争とともに儲けた企業の筆頭である。
このリチャード・メロン・スケイフ財団 = マードックであると俺は考えている。
 
メディア王マードック=ロスチャイルドと考える人も多い。
しかし、そもそもマードックが生まれた頃にはメディアなんて物は「ロスチャイルドのために完成されたシステム」であって、旨みはない。
技術的革新で成長はしたが、新聞などは今も昔も何も変わっていない。
 
ロスチャイルドが手を出しにくい状況を作って、「旨みを作る」のに長けたのがマードックであって、FOXニューズを徹底的な共和党プロパガンダ放送に育てたマードックをロス系と判断すべきではない。
 
そして、以前クリントン批判→今、ヒラリー支持という行動は、メロンとマードックで完全にリンクしてるのである。
 
じゃあ、ビル・クリントン政権時にマードック、メロンは批判したのはなぜか?
これは戦争屋を批判するのも、これまた戦争屋という話でもある。

クリントン批判は、イスラエルの敵イラク空爆を誘導するためであった、
マードックは911以後になるが、インタビューで「イラク戦争正当化に向けて世論を操作しようとした」事実を認めている。この時やったことも同じ事だ。
90年代のクリントン政権の下半身スキャンダルは、マードックの「イラク空爆」という餌があった。
それに当時から既にクリントンと結びついていたリッポー財閥は、中国の国家副主席だった故王震氏の息子、王軍氏で繋がっており、その王は、中国の代表的な軍需産業「中国保利集団公司」会長である。この会社は人民解放軍の直営企業です。
 
なんてことはない。
マードックが暴露したクリントンのチャイナロビーは、中身が中国製の戦争屋なのである。
 
 
クリントンの知己だった中国生まれのチャーリー・トリーは、ワシントンにビジネス・コンサルタント事務所を開き、クリントンとのコネを利用して、中国の政府や軍の関連企業のために米側との取引を支援する業務を始めました。
当時、トリーは王軍氏とともにホワイトハウスに面会したりしております。
 
この華僑リッポーを中心とする中国コネクションはクリントンがと知事をしたアーカンソー州で構築されました。
このクリントンのセクハラ訴訟で多額の政治献金をしたチャーリー・トリーも、アーカンソー州リトルロックで長年、中華料理店を開いてます。
 
逆に、反クリントン・グループは、初めはアーカンソー出身者の集まりだったわけで。簡単な構図です。地元で中国人優遇されちゃ気分いいもんではないわな。
そういう奴等が集まったと。
 
 
そして、この戦争屋同士の和解にも、マードックが暗躍しております。
 
先ほど出てきた、王軍という、クリントンに近い人物は現在、メディアの顔を持っています。
「アジアTV」というものがあり、これは中国最大財閥・栄毅仁の系列に入った。
同局は1957年に創設された老舗で、これまで政治的には中立の姿勢を保ってきた。
この中国最大の財閥と言われる、元国家副主席、栄毅仁という人物は、あの客家の宋3姉妹で有名な(聖書の中国代理店)浙江財閥の宗家の末裔である。
これが、いまや22%株主は中国の中信集団である。この中信集団は国務院直営企業、そのボスは前国家副主席王震の息子、王軍である。
このメディア買収を指導というか、代行したであろう人物が、マードックであろう。
それが和解に繋がり、現在のヒラリー支持へと向かったと考えるのは邪推であろうか?
 
 
 
さて、今オバマ政権とFOXニューズで、いざこざがあるらしい。
あまり日本のメディアで取り上げないから、俺よりも読者の方が詳しいだろう。
 


オバマ大統領の側近が保守系FOXテレビを非難 「偏向している、報道機関とは言えない」

http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1255962523/


 
 
あたりまえだが、マードックとの離反であり、それはビル・クリントンの時代とまったく同じ事である。
前回、オバマのノーベル平和賞は母親のコネクションからである事は書いた。
 
 
今回、マードック爺は何をやらそうとしているのか?

当たり前だが戦争である。
クリントン時代、911以降、いつだってメディアが戦争を作るのだ。
今回は、どうせイランあたりの話だろう。
 
このヒラリーとオバマのポジションを対比して、情報をほどくのだ。
 
ヒラリーはメソジスト教会に通い、ガール・スカウトで活動。高校生の時に既に、共和党保守派の大統領候補ゴールドウオーター上院議員の選挙運動に参加している。
大学の学部時代は共和党学内支部の会長も務めている。
もともと、共和党よりだったのである。
ところが、エール大学大学院時代(ボーンズではない)、ベトナム反戦を掲げる民主党大統領候補マクガバン上院議員の選挙運動に参加。共和党保守派を裏切ることになった。
 
共和党系の戦争屋に、もともと思想が近い人物ではある。
逆にオバマは、シカゴ経済コネクションから生み出された「黒人」であり、Jロックフェラーを足場に、シカゴ学派にも近いポジションではある。
 
 
このオバマの状況とヒラリーをセットで、判断してくれればと思うわけです。
ヒラリーはG2体制が作った米中合作の「戦争屋」である。
カーライルを中心とした勢力の工作、それと中国側の戦争屋がどう連動するか?
ここは、離反するのか?どうなのか?ってことです。
これは、中国がアメリカを見捨てるかどうか?と同義になりそうな話なんだけどね。
 
 
ここらのロックフェラー製の戦争屋と中国製の戦争屋の動向は、通信ネットワーク分野である程度予想が出来ます。
まあ、マードックとヒラリー(リッポー)の仲直り=共同作業が王軍のアジアTVなわけで。
さらに台湾の李嘉誠財閥がマードックと連携してるわけだし。

さらには、李嘉誠の次男リチャード・リーが、「PCCW」を豪州のファンド銀行に売却を画策していたところ、中国から政治圧力が入り、結局断念した。
言わずもわかるだろう。マードックにスターTVと同じく、売りさばこうとしたら中国本局から政治圧力があったということだ。

ここら、PCCW、李嘉誠財閥のハチソン・ワンポア傘下のトム・ドット・コムを中心に通信系の戦争は既に起きている。
先日、会長が情報戦略局入りをした京セラは、ウィルコム買収で、アメリカのほうの米共和党製の戦争屋、カーライルと協力した過去があるし、NTTは、李嘉誠財閥ハチソン・ワンポアと共同出資してTWI・UMTSを立ち上げている。

さらに上海閥で補足するなら、香港を拠点のCNN(中国網路通信集団)は、NYにも上場する固定電話の大手。この事実上のオーナーは江沢民の長男である江綿恒らしい。
 
ここらは、少し古いので間違ってたら訂正を望むが。
ここに注目してれば、たぶん見えてくるはず。
 
 
 
ふう、こんな感じで良いか・・・・。

客家や華僑のことは軽くやっただけだけど、なんとなくプラスアルファで見えてくることが多かったでしょ?
 
ちなみに、李嘉誠財閥は、英国でorange(オレンジ)という会社を業界大手まで育てたわけだが。(99年に売却済み)
李嘉誠財閥(長江グループ)=ハチソン・ワンポア(和記黄埔)という名前は、孫文の黄埔軍管学校→中国国民党→浙江財閥を強く意識した名前だと予想できるわけである。
 
この浙江財閥といい、イギリスといい、HSBCといい、客家が中国史の主役であり、それは現在も変わっていないのは間違いない。
そして、自分もまだ調べたばかりだが、これは、世界情勢、Dロック陣営とロスチャの分析においても、かなりの情報を収集できるはずである。
 
さて、記事書いたとこで読書に戻るか。
ノーベル平和賞と戦争屋の板ばさみ、さて世界はどうなることやら。
 
 
 

posted in ガイドライン, 陰謀の分析| Tags: , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , |
2 Comments

18th 10月 2009

檄!客家中国史5 華僑財閥【20091018】

 
 
さて、具体的な華僑系の財閥の話を。
 
その前に「浙江財閥」の話。

大戦前の、中国国民党が実質支配していた時は、この財閥がメインだった。
(後に共産党に内戦で負け、台湾に逃げるが)
 
この浙江財閥は何だったのか?

アメリカのユダヤ財閥と深い?ロスチャイルド系?
こんな説明だけだと、わかりにくい。
 
蒋介石がどういう扱いだったか?でなんとなく、浙江財閥が見えてくるのである。
簡単だよ。
 
 
欧米人にとって文明の後進地、中国へのキリスト教の伝導師=蒋介石だから。(嫁経由)

だから、その嫁の聖書版権をもって、出戻りした客家チャーリー宋とその3姉妹の浙江財閥も、「中国にキリスト教を普及させる機関」ぐらいに考えればよい。
 
 
そそ、国際金融資本の走狗そのものである。
浙江=上海での間接統治のために存在した財閥、それが浙江財閥である。
 
 
まず、中国の中央銀行システムも浙江財閥が作ってる。
具体的には、1928年11月、中国に中央銀行設立。これは初期。
 
1934年「国際ユダヤ財閥会議」がロンドンで開かれ、ここで中国経済改革の為の経済政策を決定される。
これで、中国弊制の改革のために派遣されたのが、サッスーン財閥(英)、オットー・ウルフ財閥(仏)、ユダヤ系各財閥(米)の依頼でリース・ロス経済使節団が派遣され、蒋介石はこれに賛同し、1935年「銀本位制改革法令」を発布した。
これにより「中国農工銀行」を発行の紙幣は国立銀行発行の法廷通貨と同等に扱われる事になった。当時はポンドリンク紙幣だった。
 
うむ、はいはい。ユダヤ製でロスチャイルド。
しかも米英仏連系であり、麻薬利権の構築そのものであった。
リース・ロスはフリーメーソンであり、ユダヤ人です。
 
 
これが後の東南アジアの経済ネットワークとなり、それは客家支配の間接統治になるわけ。
植民地というのは、欧米だけでなく、走狗の存在によって成り立つのである。
 
しかし、1940年頃からのサッスーンが日本軍とアイゼンベルグに乗っ取られ、浙江財閥は戦中、戦後にかけて解体された。
 
 
ま、もちろんこのロス茶製の金融システム、HSBCなども含めて、現在も健在である。
金融システム→客家に。
浙江財閥のキリスト教的な部分→宋一家のアメリカコネクションや移民、もしくは台湾などのキリスト教組織に継承されたであろう。
 
ロスチャイルド製のナチスがホロコーストによる責任押し付けで、アメリカに亡命して、ロックフェラー陣営に吸収されたように、ロスチャイルド製の浙江財閥の勢力は、台湾などの反中国共産党に吸収されていったわけ。
 
でも浙江財閥製の金融システムも東南アジアでは健在。

ね、どう転んでも、華僑人脈は浙江財閥なの。マードック嫁や、反共華僑も。
日本の新興宗教が根っ子を追いかけると、どれもこれも大本教になるように。
日本では、日本銀行=フリーメーソンが禁忌のように、中国では「中央銀行や革命=客家=国際金融資本」がタブーなわけです。
両陣営が客家の作品ですからね。
 
 
 
さて、簡単な説明をしたとこで、実際に今ある華僑&客家財閥を書いていきますかね。
 
まず東南アジアの華僑の元締めは、南洋客属総会、永世名誉顧問であるリー・クァンユー(李光耀)。客家の起源は福建省と県境の近くにある広東省の大埔県古坐鎮党渓村。
 
その李光耀の右腕である元蔵相ゴー・チョク・トン(呉作棟)が、浙江財閥の祖、宋子文(中国銀行理事長)の作った、華僑系ネットワークを継承して、現在は掌握している。
本拠地はシンガポールであり、この国の中央銀行がが政府紙幣であることからわかるように、単純な「政府紙幣で中央銀行廃止論=支配体制からの離脱」という理論は無意味である。
1990年まで北京とシンガポールは正式な国交がなかった。
 
 
では、具体的に財閥をあげようか。
華僑系財閥から、まずあげていく。
 
クォク財閥(マレーシア) 福建省系華人 郭鶴年(ロバート・クォク・ホクニェン)
セメント・精糖製粉・化学・造船海運・ゴム・金融、一大コングロマリット。
不動産系ではアジア太平洋地域で最大級のホテルチェーン、「シャングリラ・ホテルチェーン」を所有する。
 
 
OCBC財閥(シンガポール)福建省系華人 李光前(ゴム王、陳嘉庚の娘婿)
 
 
ゴコンウェイ財閥(フィリピン)福建省系華人 呉奕輝
元は映画館経営。一度落ちぶれたが、米ハーバードビジネススクールを卒業して復活。
農業系、コーンスターチの製造に強み。
中核会社、JGサミット・ホールディングス
 
 
ウォノウィジョヨ財閥(インドネシア)福建省系客家 蔡雲輝
チュンケ・タバコ「グダン・ガラム」(塩の倉庫という意味)
インドネシアのタバコ王。世界最大のタバコ工場。
ちなみに客家は、中国から海外への移住者として重宝された。女性が纏足せずよく働くから。そしてその移住先で客家はタバコ生産をすることが多い。もともとタバコは自家生産していたから。
この財閥は華人財閥というが実は客家系なのかな?さらに調査必要アリ。
中南米などを経由してアメリカに入る華僑移民、特に客家も、たぶんタバコ生産と深く結びついているはず。それとSDAなどのキリスト教原理主義っぽいとこがやる、日米などでの嫌煙運動は、利権の切り崩しの意味があるかもしれない。
さらにはこの財閥とサリム財閥(後述)やイスラム(喫煙軍団)との関係。まあ、何かわかったら書くつもりです。
 
 
王永慶財閥(台湾) 台北出身 王永慶
台湾のプラスティック王 塩化ビニールポリマーの工場を建設。
「フォモーサ・プラスティックグループとして集約、世界最大のPVCメーカーに育て上げた。南亜プラスティック社。
華南経済圏、アモイ経済特区に一大石油コンビナートを建築。←サリム財閥(客家インドネシア)と連系。
※調べた文献が古すぎて実際に作ったかどうかは不明。
 
 
李嘉誠財閥(香港) 広東省系華人 李嘉誠
プラスティック加工業→不動産。
長江グループ・ハチソン・ワンポア社。
息子、ビクター・リー。リチャード・リー。
アジア広域衛星放送をリチャードが作り、マードックに売る。
このスターTVというのは星(スター)系列であって、これはタイガーバームの客家、華僑の新聞王、胡文虎のネットワーク系列にあたる。(星島日報・サリム財閥の林紹良も。)
つまり、マードックに衛星放送を渡したのは、東南アジアのロックフェラーそのものなのである。ここらへんは次回。
 
 
 
おや、長くなったな。客家系の財閥は次回に。
さて、「単語の説明」では何の意味もない。現実の動きとどうリンクしてるかの材料にならないとダメである。
 
そこらへんを次回に一緒に説明しますか。
李嘉誠財閥の財閥とかが出てくるので、一気に紹介したかったけど。
 
まあ、例によって間違ってたら教えてくださいな。

なんせ予備知識もなく、2週間しか調べてないので。しかも半分「ろくな書籍がないと・・。」ダメージ受けて、打ちのめされてただけだし。
 
 
 

posted in ガイドライン| Tags: , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , |
3 Comments

14th 10月 2009

檄!客家中国史1 序章【20091014】

 
 
 
中国や華僑人脈の中の「客家」について。
 
客家とは、戦乱を通して南下して来た「華僑の中のユダヤ人」とも称される人達の事である。
円のような建物(円楼)で共同生活してるみたいな話を聞いた事もある人も多いだろう。
 
彼らの起源は中国北部、中原の漢民族であるが、戦乱のため南部に逃れてきて、有色ユダヤ人と同じように集団生活、客家語の教育(北京語に近い)などの結社的団結力を発揮したため、南部において中央(北京)進出の有力者を出した「血縁団体」である。
 
 
中国の科挙制度において試験などは北京官語で行われた。

上海などでも言語が完全に北京語と違うため、南部の多くでは合格率が低く、例外的に北京語に近い言語を保持していた客家が、南部における中央進出という重要な役割を果たしたわけ。で、少数民族としての同族結束の意識により、中央、北京でも派閥を作った形になる。
しかし、後に説明するが、共産党の本家本元、コミンテルンと客家は対立構造でもあったのは事実である。
 
 
「中国の南部に集団で住んでいる同族意識の強い有力者を出しつづけた人達」という考え方でよいと思う。簡単に言うとね。実際は恐ろしい勢力なんだけど。
 
あくまでも、もとは漢民族であり、中国の中枢どころかインドネシアとかまで客家民族が支配してるけど、もとは騎馬民族だな。
本家騎馬民族ともいえるモンゴルとの戦乱のせいで、彼らは「客家=外から来た人」になったわけで、こういう区分けをするのも変な話だが。
海から取れる魚は一切口にせず、基本は山間部に住む、農耕民族であるわけだし。
纏足(足を縛って小足にする風習※成長の妨げとなる)をしなかったため、女性も働き者でもあるそうな。
そういうわけで、海外渡航の移民誘致にも重宝される事になる歴史も持つ。
 
 
 
さて、客家を簡単に説明したとこで、主旨を。
 
自分は、北京閥や上海閥と言われてもピンとこなかった。
知ってる人でも、上海閥=江沢民とかだと思う。
 
知ってのとおり、中国という国は、三合会(洪門会)とサッスーン、阿片戦争を抜きに国際金融資本の関係を説明できないわけです。
 
自分は上海がロック系が強くて、北京がロス系が強かったのを記憶していた。
ただ、上海は共同疎開なわけで、さらに三合会、サッスーンとの関係とかで、上海閥=サッスーン(ロス茶)とも言われたわけで、そこらへんの話をぜんぜん知らないわけです。
 
こりゃ、いかん!!と思って調べたら、客家という繋がりは無視出来ないほどの超強大なネットワークを形成してるのだった。
そこらへんを上げていこう。とりあえず客家一覧。
 
 

文天祥 – 南宋末の官僚。
洪秀全 – 太平天国の天王。
楊秀清 – 太平天国の東王。
石達開 – 太平天国の翼王。
黄遵憲 – 清末の官僚。外交官。
孫文 – 中華民国初代総統。(但し客家ではないとする説もある)
宋慶齢 – 孫文夫人。
宋美齢 – 蒋介石夫人。
朱徳 – 中国共産党初代元帥。
鄧小平 – 元中華人民共和国中央軍事委員会主席、最高指導者。
葉剣英 – 中国共産党元老。
葉選平 – 広東省長。葉剣英の息子
李鵬 – 中華人民共和国の元国務院総理(首相)。
侯孝賢(ホウ・シャオシェン) – 台湾の映画監督。
李登輝 – 中華民国(台湾)前総統。ただし、客家語は話せないらしい。
呂秀蓮 – 中華民国(台湾)前副総統。
龍瑛宗 – 台湾の小説家。
チナワット家
タクシン・チナワット – タイ国元首相。
アキノ元大統領 フィリピン
謝枢泗 – タイ国鉄南部線の建設功労者、ハートヤイ(ハジャイ)建設者。
リー・クァンユー(李光耀) – シンガポール初代首相、現上級(顧問)相。
リー・シェンロン(李顯龍)- シンガポール第3代首相(現職)。
ゴー・チョク・トン(呉作棟) – シンガポール第2代首相、現上級(顧問)相。
胡文虎 – 香港の富豪。タイガーバームを発明した。
朱子 朱子学
王陽明 陽明学

 
 
辛亥革命の孫文も客家だし、何より小沢の主人とも言えるリークアンユー元シンガポール首相も客家だし、シンガポール自体が客家の国であり、インドネシア、タイ、東南アジアを支配するネットワークは華僑が核であり、さらに華僑の核が、この客家である。
デザインサイエンスのフラーも「インドネシア、スマトラ、ジャワは中国の4つの家系に銀行業は支配されている」と記述している。
たぶん、4大家族というのの訳詞だと思う。浙江財閥の流れ。
さらに具体的に可能性を言うとインドネシアのサリムグループ(林紹良)などであり、もちろん客家系。

中国共産党、鄧小平も客家の筆頭である。
(ここらへん面白いネタ見つけたので後で。)
 
 
江沢民が上海閥で、それと対立する北京閥が胡錦濤(コキントウ)という判断ではなく、別の判断、客家のどこがどう動いてるか?で判断する必要があるということ。
 
例えば、先日、クーデターがあったタイのタクシン首相も客家である。
しかし、元をたどると、2001年1月の総選挙でタクシンと戦ったチュアン(呂基文)も客家である。
つまり、福建系客家のタクシンと華人同士、客家同士の対決となり、タクシン率いるタイ愛国党が勝利したわけ。
 
先日のクーデターの話は、タクシン(福建系客家)が上海閥と共同歩調して起こしたと判断している人もいる。
もちろんそうなると、その対立図式は、北京閥と反タクシン側についていた客家ということになるのであろう。
 
 
さて、こんな見方もある。
 

(132)「>>131北京派は、江沢民と胡錦濤がとっくの昔に壊滅させてる。今の対立は、共青団派(胡錦濤)と朱鎔基系(温家宝)、長老派(宋平)の同盟と、上海閥(江沢民)という構図。大体の傾向として、中央と軍では上海閥が強く、地方では共青団派が強い。」(132)

 
注意して欲しいのが客家の結束から来る責任感から、客家は軍人が多かった。
上海閥(北京語圏ではない)が中央や軍部で力を蓄えたのは、この上海閥の中での客家の力によるところが大きい。
 
つまり、本来は北京よりともいえる中央進出の客家とは別に、上海閥よりの客家がいて、こうなったということ。
ただ、本来の客家は北京=中央、ロスチャイルド本流よりのポジションである。
でもロスチャイルド、共産党本部の裏切りにより対立した、それが北京と距離を置く事になり、で、それで中央に勢力を拡大したのが江沢民(上海閥)であること。

上海閥、北京閥という言葉以前に、そこらへんを理解して欲しい。
そういうわけで、そこらへんの具体的な説明はのちほど。
 
 
 

posted in ガイドライン| Tags: , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , |
0 Comments

  • まっこうモグラ過去ブログ

  • 2014年9月
    « 2月    
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    2930  
  • Twitter

  • どうでもいい話はこっち

  • TAG index
Entries (RSS) and Comments (RSS).