虚空と君のあいだに

お金か、国債か、それが重要だ【20080528】

28th 5 月 2008

お金か、国債か、それが重要だ【20080528】

 
さて、今日は「雀の涙 ◆HL2fUAyECQ」との質応をまとめます。
 
 このスレです。
 アメリカ(グローバル)バブル経済崩壊スレ その78
 http://www.mkmogura.com/
hokahoka/1211726295.html

 
 
えっと、まず自分の言いたい事は簡単です。

買いオペは非公平的な行為である。
その行為に通貨発行権を行使することが許されて、予算などで「お金を刷る」事が許されないのはなぜか?
「そもそも国債なんて発行する必要がなかったではないか?」
こういうことです。

これが明確に説明できない限り、↓の理由がわからないわけです。

「そして本来なら必要ない国債の利息をなぜ国民が
払わなきゃならないんだ? 」
 

 
394 名前:まっこうモグラ 投稿日:2008/05/26(月) 21:38:36
だから、内需のために国債の発行をやめろと言っている。
内需復興のためには、ベーシックツインカムなりの
低所得者にお金を配るなりするべきだろ。
それだとインフレになるとか言う。

予算枠30兆円でも、お金を刷れば、それは上記方法より
インフレを起こさない。
ただ単純に国民負担である国債の利払いが緩和されるだけだろ。

 
 
では、その回答。
 

362 名前:雀の涙 ◆HL2fUAyECQ 投稿日:2008/05/26(月) 20:58:31
>>345
> 「お金を刷る」行為が
> 許されないのかを説明していただきたい。
単に国債を発行してそれを市場に放出するならば
限界消費性向に従って財政政策乗数効果しか生まない。
同時に一方では民間投資家が民間企業への投資を減らして
国債を買おうとする心理が働くため民間投資が阻害される&
末端金融機関の金利が上昇する。これをクラウディングアウト効果と呼ぶ
発生条件は遊休資産がない状態。

そこで市場に放出された国債を中央銀行が引き受ける形=買いオペを
行い。金融緩和を行う。金融緩和を行うことは同時に政策金利の低下をもたらし
実質的金利水準は下がる。つまり債権利回りが低下し債券価格が上昇して
貨幣市場の均衡が保たれる。

これらをまとめると国債を日銀が受けることは
クラウディングアウト効果を無くして財政政策乗数効果に加えて
金融政策乗数効果を生むことになりより財政政策の効果が増大する

日銀が「お金を刷る」というのは資産の再配分を
行うと理解して良い。つまり貨幣市場における
貨幣需要と貨幣供給の均衡を保ち適正な利子率を
維持し、実体経済の適正な成長を支えるためにある

なんか難しい言葉がならんでいますが・・・・。さて。おかしいですね。
「なんでお金を刷る行為が許されないんだ?」こう質問してるわけです。なのに返答は、「国債は・・・・・な効果を生み、・・。」

返答は「お金刷る× → だから国債発行」という順番答えなければならないのに、なぜか「国債の説明から始まっている」わけです。

ま、「お金刷る×」にしたら、買いオペ自体を否定することになっていまいますが。どう考えても二律背反ですが。
 
 
この返答は、まだ頂いておりません。雀氏には質問の返答をお待ちしております。
「お金刷る× → だから国債発行」この理由ですね。
難しい言葉を使うのではなく、小学生でもできる会話のキャッチボールに従って返答して欲しかったです。
 
 
さて、上記の説明ができない場合、それ以外の説明が必要になります。

それは「お金を刷る」行為より、「国債を発行する」行為が内需を復興させることについて有効である、という理由がある場合です。
 
 
どうやら、質問をはぐらかした形に見えますが、彼はこちらを言いたかったようです。
これに該当すると思われる返答を抜粋します。
国民全体に負担をかける以上に、この理由がありえるでしょうか?
 
 
まず、お金を刷る行為にデメリットがあるという理由。


376 名前:雀の涙 ◆HL2fUAyECQ 投稿日:2008/05/26(月) 21:19:45
>>373

ただ刷ってしまうだけでは貨幣市場において
貨幣供給超過となり実質金利が増大する
そうなってしまう増大した実質金利の分
消費も投資も減る。残るのはすったお金で
行われた政府投資の分だけしか効果がない

これが許される場合、国家予算というものより、公平性の無い
買いオペが許されるはずはありません。どう考えても二律背反です。
疲れてたんで変な回答をしてしまったんでしょう。同情いたします。
国債発行の増加でも雀氏はもちろん、金利が上昇するのを理解しています。
刷ったお金=国債分ですから、刷る事で投資規模が縮小するということはありません。むしろ税収からの利払いが増えますから、国債発行のほうが投資規模は縮小します。
 
 
さて、では「国債のほうがメリットがある。」という理論は成り立つのか。疑問は続きます。

こちらも抜粋。以下彼の返答です


財政政策も行わず、遊休資産によって内需が
冷え込んだまま財政の健全性を保っててもしょうがない

 (俺回答。お金を刷るって財政政策でしょ?それをするなとは一言も言ってないのに)
  
 
 
そこで国民資産を国債と交換して政府投資を行う
こうすることで遊休資産高止まりなデフレ状態と
非自発的失業者の低下が約束される。完全雇用の実現

(俺回答。だからお金刷っても政府投資できるよ。むしろベター。)
 
 
この説明の原点では、「お金を刷る行為<国債を発行する行為」でなければならないわけです。
国民負担以上に内需に好影響を及ぼす、などの証明ができて始めて成り立ちます。
 
 
お、彼の言葉の中に「遊休資産」なる言葉がでてきました。
じゃあ、彼の言葉で説明しましょう。

つまり、遊休資産(タンス預金などの循環していないお金)を循環させるために「しょうがなく国債を発行している」ということですね。
それが事実ならしょうがないですね。しかし、下記の証明が必要になります。
 
 
では、彼の言いたいことに必要な要素を整理。この3つ。

「国債を買うお金=遊休資産(タンス預金など)である」
「国債は遊休資産になり得ない。」
「お金ではなく、国債でなければならなかった」
 
 
まず、最初に先ほど言った、「投資規模は刷ったお金のほうが大きい」を思い出してください。利息の負担分がありますから。
さらに言うなら、バラで使えるお金と使えない国債、循環性はお金のほうが大きい=遊休資産に成り難い、なわけです。

国債の利息が、国民負担で内需を苦しめるという明確な事実がある以上、上記の3つは証明して、「内需に好影響がある」と結論を導かなければなりません。
 
 
果たして可能でしょうか?

まず1、「国債を買うお金=遊休資産(タンス預金など)である」これは証明できません。なぜなら、お金に「タンス預金でした」ということが書いてあるわけでもなく、わからないからです。さらに言えば、循環性の高いお金、つまり生産的信用創造であったお金でも「国債は買える」からです。それをわかっていながら、「遊休資産、遊休資産」と連呼するのはどうかと思いますが。
さらに言うなら、金融機関が国債を買うとしても。購入に当てられるお金は、乗数的信用創造のプロセスの中で、預金準備率にあわせて「無からお金を作り出す行為」の結果なので意味がありません。

長くなるので、ちっちゃな字で説明すると、中国の預金準備率は15%、日本は1.5%。この銀行が国債を買うお金が遊休資産というなら「預金準備率が高いことは大問題だ」ということになる。それが大問題ではないことはこれで理解できると思う。
さらに、逆を言うと「預金準備率が低ければ低いほど良い」ということと同義になって、「預金準備率を下げまくってでも国債を買いまくれ」になるわけだ。国債発行が増加しても金利が上がることは、雀氏も理解していて、国民負担が増えることもあげられる。さらには預金準備率のゼロへの収束は、中央銀行ではなく一般銀行で「いくらでもお金が作れてしまう」わけだから、社会的に不健全であることは理解できると思う。それなら俺もWEB銀行でも立ち上げる。よし終わり。

 
 
1は証明できませんでした。

続いて2.「国債は遊休資産になり得ない。」せめて成り辛いぐらいまでハードルを落とします。国民負担がある以上、下げたくないんだけどね。
まず、国債が「元のお金以上に循環性が高い=遊休資産になりにくい」ことがあるのかを、考えます。
なんか、昔は戦時国債を大事にタンスにしまっといて、無効にされてしまった歴史があるのを見ると、これもありえなさそうですが。

まず、重要なのは「国債を何に使うか」です。
というか、「担保にする」「売る」以外に使い道があるのでしょうか?
これは、3の「お金ではなく、国債でなければならなかった」に、引っかかるわけです。

刷ったお金=国債分ですから、刷る事で投資規模が縮小するということはありません。むしろ税収からの利払いが増えますから、国債発行のほうが投資規模は縮小します。

↑ですからね。つまり、お金で済むなら国債を発行する必要が無いと何度も言っているわけですよ。
つまり、国債で生まれる全ての投資行為は「お金でも良い」となり、わざわざ国民負担を増やす理由にはなり得ないわけです。
 
 
えーと、・・・何に使うの?話のネタにでもして経済効果を生むのかな?

それ以外は、タンスに寝かすなり、ほったらかしになり、遊休資産になりますが・・・。
 
 
悲しいことに、2.3も証明できぬどころか逆の結果になってしまいました。

雀の涙 ◆HL2fUAyECQさんは、一体何を言いたかったのでしょう。
誠心誠意、努力したつもりなんですが、どう考えても「詭弁」に聞こえてしまいます。
  
買いオペと国家予算のことに関する正当性のこと、自身の理論に関する3つのこと、これらを証明していただけるなら、どうぞコメントにお書きください。
 
 
自身の今の経済状況の分析もここで書かせて頂きますが、流れを読んで頂ければわかると思いますが、「買いオペが許される」。これは「国債を発行する必要が無かった」の証明でもあるわけです。
なのに、現実では発行した。しまくった。買いオペは許されているわけです。
さらに目先のことである利率調整のためにやってるわけです。
これは搾取構造であったことの証明でもあり、それが長くは持たないことを意味しています。FRBのインチキと一緒ですね。

上記で上げた、二律背反を説明できない限り、ここに帰結するわけです。
  
 

具体的に根拠を言うとドーマー条件の公式はGDPと債務が独立してないと、この公式の必要十分条件にならないわけで。逆に独立してるから債務上限が設定されないとか推測ができるわけ。実質GDP名目GDP双方ともにも国債の利息分増加は加算されてしまうと思うが。独立してないとすると実質GDPの計算、名目GDPの成長率の交換方程式MV=PYなどにも補正関数として影響してくるわけだ。交換方程式、これにコストプッシュインフレや海外への資産流出が関与してないのかも微妙。
ここは俺も数学的な脳みそが退化していて調べてる途中だから、間違ってる個所があるだろうけど。誰か知ってたら教えてください。
数学的以外の説明ですると、ドーマー条件に当てはまるように2012年までにPB黒字化を検討しているが、そのときGDP比債務が1000倍とかでもドーマー定理は成立してしまう、これは明らかにおかしい。あなたは思うわけだ。それがなぜかを考えた場合、GDP比債務というリンク部分を視点として見てるから。つまりGDPと債務がリンクしてるならこの式は全く意味をなさなくなる可能性がある、ということ。

 
 
 
ふー。疲れた。

日銀がバカだからのほうが、理由としては簡単で笑えますけどね。
説明することもないし。
2ちゃんねるの経済板では「政府紙幣を作って国債をチャラにしろ。」という方が多数いますが、今日説明したとおり、今までの詐欺システムの是正が絶対条件なんですよ。「お金を刷る」=「国債は必要なかった」という意味ですからね。

今日書いた長文に、それぐらいの意味はあったかな?よかったよかった。

posted in 2ちゃんねる, 経済ネタ| Tags: , , , , , , , , , , , , , , , |
3 Comments

  • 2ちゃんN議論板で   陰謀論を語る奴のブログ

  • 1 月 2009
    M T W T F S S
    « Dec    
     1234
    567891011
    12131415161718
    19202122232425
    262728293031  
  • 管理者に連絡!

  • まっこうモグラに連絡をする際は   下記メアドにお問い合わせ下さい。
    inu跡mkmogura.com
    サイト左上、「最初にお読み下さい」を 必ず読んだ後にお願いします。 リンク、記事の転載などの条件について そちらに記載しております。
Entries (RSS) and Comments (RSS).