虚空と君のあいだに

良い独裁者は年金で農業をする【20090805】

5th 8 月 2009

良い独裁者は年金で農業をする【20090805】

 
 
今そこにある飢饉。
 
年金制度は崩壊してるか?
この質問に答える必要はないだろう。
 
ここで重要なことを言っておきたい。
年金制度の崩壊は、第一次産業の崩壊と同義である。お、自民党の支持層。
 
 
面白いことを聞いた。
 
以前の記事で、「漁師なんて食っていけねぇ」と書いたが、じゃあそうなると、どうやって彼らは漁をやっているか?ってことになる。
それは・・・・なんと「年金」らしいのである。
 
 
頭のいい人なら、道筋ができたかな?
水産業や農業の高齢化というものが問題であるというのは、政治議論番組やニューズの特集でも何度もくり返されるリフレインネタである。
しかし、本当の意味と危機を知る人は少ない。

高齢化している農家や漁師、彼らが必要な時に買う燃料費などの経費は、「最後の命綱」である年金から出ている場合が、とても多いのだ。
 
つまり、そこらの4~50才のサラリーマンより、よっぽど元気な「年金持ち」の老人漁師は、年金で漁に出ていたわけである。
確かめていないが、これは農業でも同じだろう。
 
「年金制度の崩壊」、この意味がわかるだろうか?
それは、ただでさえ食料自給率の低い日本では、危険すぎる意味を持つわけです。
そして、農業や水産業の人達へ、「働いてる人には年金は払わない」みたいな主張が出たり、受給年齢をこれ以上ずらしたりすると、本気で崩壊しちゃうぞなわけです。
 
まず、「農業や漁業で、普通に働いても食っていけない」という前程を破壊しない限り、「働いてる奴に年金を出すなんておかしい」という主張は、正論どころか、自殺行為になるわけです。
 
 
まあ、ここでは、俺の知ってるようなミニ漁業や、経営規模の小さい農業での話になるから、食料自給率にどれだけ貢献してるかは謎だけど。
 
トローリング船とか、大型農家では、さすがに65歳以上ばかりということはないだろうが。
 
 
まあ、なんだ。しかも、これは簡単な問題ではない。

プチ漁業や、小規模農家は、経済的観点で言えば、大型漁業や、食料メジャーの考え方にも繋がる大規模農家に対しての唯一のアンチテーゼである。
 
かといって、こいつらも「正当な競争 = 正当な淘汰」によって、一種の競争社会にしなければならない。
その日暮らしとは聞こえがいいが、マネーサプライのない社会になっちゃうし。
それは、以前も話をしたが、老人が若者を搾取する時代、一度踏み外したら立ち直れない社会、今と何ら変わりない酷い社会だ。

そんな社会がいいと思っている方は、突き詰めればパソコンは使っていないはずだから、自分のブログは見ていないだろう。
 
 
まあ、なんだ。
正直、農業や漁業の数字=食料自給率を目安にして援助だらけにしても、自体は何も解決しないとは思う。
「正当な競争=正当な淘汰=正当な新規参入」という数式を立てなきゃならない。
 
プチ漁業のお気楽(そんなもん、見たことないが)なんかで生きていけるのなら、誰も町の中でヒーコラ言って働かないだろう。
普通の人が絶対やりたくないけど、社会に必要な仕事があるのも事実なわけで。
 
結局は、「やりたいから、その仕事が続けられる」という線状で職業ができないと、しわ寄せは、結局は別の所にいくのである。それが問題だから農漁業はこうなったわけで。
それが原理だというのなら、是非、この先、真っ先に餓死して欲しいと俺は思うぞ。
正当な淘汰と新規参入のバランスが悪く、現時点でも「農漁業では食っていけねぇ」は事実ですが。
 
 
「個人の向き不向き」≒「正当な競争=正当な淘汰=正当な新規参入」

この数式が出来て、そこに需要≒供給でバランスが取れるようにしなくちゃならないし、さらには、皆がやりたくない仕事=給料が高くなるって調整機能がきかせて、雇用の流動性も確保しなきゃならん。

ここらへんは市場原理の話だ。
市場原理は、絶対のルールにしてはいけないが、機能は取り入れなければならないのだ。
この反応をうまくコントロールすれば言いだけの話なんだが・・・。
 
 
 
ん?難しい?簡単な話だ。

経済や社会の理想のシステムを追いかけていくと、「善良な独裁者がやる共産主義」が、一番近いものとなる。
 
例えば、現在の社会の問題点として、需要がかれて供給過多と捉えている人がいる。
まあ、間違いではない。
なら、「需要≒供給」の数式を作ればいい。1日の労働時間を5時間で強制でもすればいいだけだ。供給は必然的に下がる。
 
ほら、一気に共産主義臭くなったでしょ?
 
労働の管理、これは経済の視点では非常に重要だけどね。休みが増えれば、消費も増えるのは、ここでは置いておこう。
農業では、労働時間の制限などでは、供給が下がりづらい。しかし、これでも「需要≒供給」のバランスをとるしかないわけです。
 
もう、生産量をコントロールするしかない。
生産する品種や量の指定、買取価格のコントロール。
ほら、計画経済、これも共産主義のようになってしまうわけよ。
 
 
資本主義のシステムでも、社会保障、国民保険や年金などが社会主義的システムを取り入れなければならないように、「理想論では、いつまでたっても独裁者の共産主義が素晴らしい」という結論になってしまうという、お話である。
 
 
まあ、なんだ。農家の問題は「休みが取れないこと」だろうし、漁師の問題は、問屋だろうなぁ。新規参入とかに付け足す問題点は。

休みがない農家は現在の社会に合わないと思うし、労働の管理と同じように、物を右から左に流すだけの人達=問屋の規制の手法が必要だと俺は思うわけだ。
 
 
農漁業、両方とも新規参入が難しいわけだけど。

漁師に補助金は、別に今以上にはいらんとも思うけど。
年金という形態はおかしすぎるが。年金のせいで、食っていけないけど、補助金を足すのも間違っているという話になってしまっているのである。
そして、ミニ農漁業も、独占的な大型の農漁業も、どっちに偏ってもやばいので、なんとか管理する手法を見つけるべきである。

農家への派遣農家の斡旋みたいなこと( =休みが取れるように)や、漁業での医療体制の強化(沖でたら基本治療不可能)など、国が雇用を作り、社会主義的でもいいからコントロールすることで健全化する余地は、いっぱいあると思うけどね。
 
今の、何もしない天下りや官僚が幅を利かせ、「正当な淘汰」とは完全に無縁な公務員がマネーサプライの役割をやってる社会よりは、よっぽどマシな社会=共産主義に幻想を思ってしまいそうにもなるけど・・・。。
 
 
現体制、つまり年金は、いつ頃までに破綻するでしょうかね?

って、俺の予想は2012年の秋からです。今年9月のクラッシュはまだ軽いと俺は思ってるけどね。
結局の結論が、コントロール=共産主義的なら、その共産主義的な立場に立てる奴しか、この世の中を変えられないのも事実かもね。
 
ここらへんは、何のために働くの?って言う疑問に帰結する。
ただ、労働するだけでは社会は健全になることはなく、ただ働かさ・・・・いや、これ以上はやめとこう。
 
 
 

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